広島市眼科医会と広島市医師会は、平成26年7月より、広域の行政区で全国初の試みとなる「緑内障情報連絡カード(以下、「緑内障カード」)」の発行と運用をスタートしました。
(カード写真はのちに広島県眼科医会から発行されるようになった現在運用中の小さいデザインのもの)
■緑内障患者さんが安心して診療を受けるために
高齢社会の今、緑内障と診断される方や治療中の患者さんは、急激に増加しています。
一部の緑内障にはかぜ薬などの一般薬、ステロイド剤、痛み止め薬、気管支拡張剤をはじめ、眼圧上昇につながる薬剤は使用出来ません。
「緑内障カード」には、緑内障患者さんに使用出来ない薬剤の情報が記載されています。
患者さんが眼科以外の医療機関を受診する際に、「緑内障カード」を提示するだけで、安心・安全に薬物治療を受けることができます。
■かかりつけの眼科医が患者さん全員にカードを発行
緑内障治療を担当するかかりつけの眼科医が、「緑内障カード」に薬剤の使用可否などを記入します。患者さんには「緑内障カード」をお薬手帳に挟むなど、常に携帯・所持していただきます。眼科以外のかかりつけの医師は「緑内障カード」の記載内容を確認・参考にしながら投薬します。
広島市内の緑内障患者さん全員がカードを所有できるよう、ご理解とご協力をよろしくお願いします。